2005年09月11日

男はつらいよ 奮闘篇(男はつらいよ7)#436

1971年 日本 92分

オープニングは集団就職列車に立ち会う寅から始まる。ピンと来ないが、1974年頃まで「集団就職列車」というものがあったらしい。

寅が帰ってくる前のとらや、今度こそ温かく受け入れてあげようとおいちゃんが寅の役でリハーサル。この声真似がそっくりで大笑い。ちょっと悪ノリしてた所で本人登場!ここで一もめ。母親お菊とのエピソードでまた一もめ。そして旅に出る。

所変わって静岡沼津。たまたま入ったラーメン屋で知的障害を持つ少女、今回のマドンナ大田花子(榊原るみ)に出会う。店主(柳家小さん、これがまた良い感じ)が少女の心配をするのを聞きつけて(あとで店主と同じ台詞をとらやで寅がもっともらしく論説するので注意)、あとを追う。少女は交番で犬塚弘に尋問中。間に入った寅は駅でとらやの住所を渡す。ホームへ向かう少女を心配そうに改札から見つめる寅次郎。カメラワークも抜群!

そしてとらやを訪問する花子、寅は変装して(メガネにちょび髭!笑)帰ってくる。しばらく花子を預ることに。どこかで働かせようとするが、寅は花子が気になって仕方がない。工場ではタコ社長、寺では御前様にやきもちを妬いて(寺にラクガキされた「スケベ」の文字を見て寅次郎が引き返すシーン、芸が細かい!)、結局とらやで働かせる。花子に話しかけるお客をつまみ出したりおいちゃんにつっかかったり落ち着かない寅に、花子は河原でとらちゃんの嫁っこになろうかな、とつぶやく。舞い上がった寅は一生面倒を見てやると宣言。

数日後。故郷に帰した方がいいんじゃないかと心配したおいちゃん達が役場に出していた問い合わせを聞き、先生(田中邦衛)がとらやにやってくる。熱血漢の先生はその日のうちに花子を連れて帰ったため、寅次郎が帰宅した時にはもぬけの殻に・・。ショックを受ける寅はまたまた旅に出るのであった・・・。

話にはまだ続きがあって、花子の元を尋ねた寅が弱気の時に出した手紙を見てさくらは津軽へ向かう。その後のシリーズではなんどかあるが、さくらシリーズ初のロケ敢行!だ。たまたま乗っていたバスに寅が乗り込み、顔を合わせてなんとかハッピーエンドなんだけど、なんとなくこれまでのシリーズとは毛色が違うものの、充実の一作だった。

寅さんトリビア
・さくらと博のアパート、さくらは内職のため月賦でミシンを買っている。さくらはあくまでも生活に苦しむ庶民として描かれている。
・初代マドンナの光本幸子、寅の母親のミヤコ蝶々が再出演し、これまでのシリーズを振り返る台詞も飛び出す。もしや集大成で終わり?と思うが、これはむしろ逆で、本格的にシリーズを意識してきたということの表れのようだ。


posted by 映画のせかいマスター at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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