残念ながら8作目の「男はつらいよ 寅次郎恋歌」の公開のあと、1972/03/26に亡くなってしまう森川信。8作目でも元気な姿を見せていただけあって、淋しい限りである。
結構毒舌で、おばちゃん(三崎千恵子)に失礼な発言をバンバンしたり、寅さんとも時には殴り合い、時には言い合い、一歩も引かずにがっぷり四つで向かい合う姿はおいちゃんのその後のイメージを決定付けた。
「馬鹿だねえ〜、どうして馬鹿なんだろうねぇ〜」という台詞は森川信さんのアドリブだったらしい。他にも「俺はしらねーよ」なんていう決め台詞も。おいちゃんだけで笑わせるシーンも数々あった。
第8作では、老い先短い老夫婦、とか不幸な人生「だった」とか寅次郎に言われているが、まさか演じてる本人が亡くなるとは思いも寄らなかっただろう。残念!初代おいちゃんが見れるのは全48作の1/6にあたる8作のみ。貴重です。
2005年09月13日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック