2005年09月22日

仁義なき戦い 代理戦争 #444

1973年9月 日本 102分

3作目からは4作目へと続く広島抗争を描く。代理戦争とは当時の米ソ冷戦下でよく使われていた言葉だそうだが、本格的に抗争に入るまでをそれに見立てている。

主な人間関係は

山守組
山守組長は健在。槇原(田中邦衛)はしっかり槇原組を結成、山守組の中でも良いポジションをキープしている。仮出所している立場上、保護監視の名目で山守組に戻ってきた広能であったが、当然組長も槇原も気に入らない。親交のある神戸明石組の岩井信一(梅宮辰夫)と村岡組の舎弟打本(加藤武)を兄弟とし、勢力の拡大を図る。

村岡組
前回の組長村岡は体調不良で引退。若頭の松永弘(成田三樹夫)、出所した江田省一(山城新伍)、今回初登場の武田明(小林旭)らは、まずは跡目に山守組長をおくことを提案し、村岡組は山守組と合併する。打本のみは明石組との関係が村岡にバレ、蚊帳の外に置かれる破目に。

明石組
明石辰夫組長(丹波哲郎)のもと、山守組からはじかれた打本を支援する口実で中国地方を攻める足元固めをする。しかし、山守組が明石組と対立する神和会と縁組になったことから、対立を深めていく。

そして広能
打本と明石組の間に入るが、打本にとっては裏目に出てしまい恨まれる。山守組と神和会の縁組の際には、これに乗じて山守親分の引き摺り下ろしを画策するが、武田に阻まれる。武田から除名され、明石組と組む。明石ー広能ー打本連合VS山守ー神和会の抗争の始まりである。

という文章のみではなかなか理解できなさそうな感じだが、見慣れるとさほど複雑ではない。打本の手下の早川(室田日出男)のように、あっちに付いたりこっちに付いたりというのを除けば、広能と山守組長の18年の因縁は普遍だし、小林旭がズドーンとかっこいいんで柱が立った感じ。菅原、小林、成田、山城という顔ぶれが並ぶとやっぱり豪華。最初から次回に続く予定で作られているのでストーリー的にはさあこれから、というところで終わるが、キャストで腹いっぱいである。

さらに広能組の組員で、大抜擢された川谷拓三。スクラップを盗んで女に貢いだのがばれ、指だけじゃ足りないとばかりに手首から摘めちゃう。新たに加入した渡瀬恒彦に自分の女を抱かせ、槇原を殺させに行かせる。女が渡瀬に本気で惚れてしまったのを知るや、再度暗殺に向かった渡瀬のことを相手にチクって自分は逃げていく、という重要な?役割をこなしている。渡瀬も報われないのはいつも若者、という役割で、無鉄砲に突っ込んでいって壮絶な最期を迎える。

シリーズ3作目にして本格的な流れが出来てきてて、最初から見てると絶対はまりますね。
映画と一緒でブログも4作目に続く、で終わります。

深作欣二

posted by 映画のせかいマスター at 06:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 仁義なき戦い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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