2005年09月23日

仁義なき戦い 頂上作戦 #445

1974年1月 日本

シリーズ第4作は3作目の続き。山守組は武田、江田、槇原に加え、寝返った早川と、万全の体制が整っている。対する広能、打本、明石連合は義西会の岡島会長(小池朝雄)若頭の藤田(松方弘樹)や打本の舎弟の川田組(顔だけなら一番怖い三上真一郎)を引き込もうとしていた。今すぐにでも開戦!という感じで助っ人らが広島に集まってくるが、さすがにここまで大きくなってしまうと世論や警察、組の関係が絡みなかなか動き出すことができない。散々飲み食いした金を武田に回す山守組長や、ここぞとばかり山守の女に手を出す岡島など、緊張の中にもいろんな駆け引き(笑)が見られる。

ついに立ち上がろうとする広能だったが、一度目は若手に止められ二度目は直前に逮捕されてしまう。これは激化する抗争を鎮静するための警察の作戦で、組長クラスを次々に逮捕していく。結果打本は腰砕け、明石組も撤退、抗争は終焉せざるを得なくなってしまう。

前作から引っ張っておいて、本格化する前に沈静されてしまうという、いささか消化不良のストーリーであるが、それが却って現実味を増していて、ノンフィクションであることを思い出させる。

ラストの裁判所の廊下で菅原文太と小林旭が結果を振り返るシーンは、いろんなことがあって、目的は達せられなくて、山守組長よりも懲役が長いといういわば敗者の菅原の話を、敵であるはずの小林が聞いているという印象的なシーン。これでシリーズ最後、の予定だったらしいが、あまりの人気でもう一作作ったそうだ。そして次の第5作で(ひとまずであるが)大団円を迎えることになる。

深作欣二

posted by 映画のせかいマスター at 05:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 仁義なき戦い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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