2005年11月25日

男はつらいよ 寅次郎と殿様(男はつらいよ19)#470

1977年8月 日本 99分

嵐寛寿郎に引っかけて、かどうか知らないけど鞍馬天狗の夢でスタート。満男におもちゃの鯉のぼりをお土産に買って帰る寅だったが、ちょうどとらやの庭には本物の鯉のぼりが。慌てて隠そうとするが、社長の一言でバレてしまう。さらに野良犬にとらと名付けていたことも発覚し、今回もまた旅に出て行く。

向かった先は四国の城下町・大洲。今日もまた財布には500円札のみの寅次郎。その一枚が風に吹かれて飛んでいってしまう。そこに通りかかったのが、大洲の殿様の血を受け継ぐ老人(嵐寛寿郎)。寅はお礼にと、ラムネをご馳走する。地元の人なら誰もがひれ伏す殿様だったが、そうと知らない寅次郎はいつもの調子で御殿に上がりこむ。

ここで出てくるのが執事の三木のり平。渥美清とは喜劇映画で共演しているが、ここでも寅を早く追い返そうとするいやらしい、でもおかしい執事役をちょび髭で演っている。とらやに上京の際にはしっかり愛人同伴!やることはやりますねえ。

で、殿様のお願いというのがあって、勘当した息子が若死にし、死ぬ前に息子の嫁に会いたい、という。酔った勢いで二つ返事で探してやると言う寅を追って、とらやを尋ねてくる。後に引けない寅は捜しに行くが、なんと大洲で会った美女・鞠子(真野響子)がその人であった。

感謝して帰る殿様は、鞠子と寅の縁談を持ちかけるが・・・。

未亡人のマドンナ真野響子さん。明るく優しいキャラ。天然なのか、「寅さんに会って、素直な気持ちになれて、・・結婚しようと思う」と明るく告げる。寅さん、小さな声で「誰と?」・・そしてまた旅へと・・・。ワンパターンかもしれないが、ある種芸術とも思えるこの展開。見る人はわかってて見てるはず。

嵐寛寿郎さん。ヤクザの親分の時は親分に見えるし、耄碌爺の役の時は爺に見える。そして今回は本物の殿様のようだった。さすが大俳優。

今回のトリビア
・なぜか大洲の街角でちょっと振り返るだけの巡査役で寺尾聡がシリーズ2回目の出演。本シリーズにはお巡りさんがよく出てくるが、当時の生活の中には欠かせない存在なのかもしれない。そういえば最近自転車でパトロールしてる警官なんてほとんど見たことがない。
・タコ社長の奥さんが声のみで登場。工場からとらやの社長へ呼ぶ声が。工場に来るのは初めてでは・・??

posted by 映画のせかいマスター at 07:45| Comment(0) | TrackBack(1) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2006-06-01 10:07