2008年10月30日

ワン・ツー・スリー/ラブハント作戦 #1193

1961年 アメリカ 

ビリー・ワイルダー監督

異国の出来事 #79が1948年なんで、13年経った1961年に制作されたドイツをまたまた風刺した映画。世界史にとっても貴重な記録になるのではないだろうか。

コカ・コーラの西ベルリン支社長の娘が東ドイツの青年と結婚しちゃって慌てる姿を資本主義と共産主義の違いと絡めながら描いてる。コカコーラ社は当時本当にこんな感じだったのかな(笑)
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2007年12月04日

吾輩は猫である #1051

1975年 日本 117分

明治時代の映画って少ないなあ、小説もあまり読んだことが無い。幕末モノで終ってる。で、この映画を見るに、明治時代のスターは夏目漱石であることは間違いない。あの美文といい、彼の描いたものが明治時代の全てであるような錯覚さえ覚えてしまう。

映画では仲代達也が主人公で、やや昭和のテーストが入ってしまってるけど、当時の文化や人びとの暮らしも垣間見れて興味深い。 

市川崑監督
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2007年11月29日

わが心のジミー・ディーン #1047

1982年 アメリカ 110分
原題:Come Back To The Five And Dime, Jimmy Dean, Jimmy Dean

ロバート・アルトマン監督

今回の群像劇(という言葉をアルトマン映画で知りました)は、ジェームスディーンのファンクラブが20年ぶりに集まってくる、その人びとを追う。最初は女ばっかりで、それぞれの人生を考えるにはメリハリが無いような気もした。・・が、話は豪快!「ジャイアンツ」のロケがその集まってくる店The Five And Dimeの近くで、そのときジェームスディーンとの子どもを授かったなんて言ってる。で、その男の子が女に性転換してて、多分親はアイツだなーなんてちょっと複雑。

で、ラストシーンが秀逸で、あの店のあんな姿を見ていろいろと想像を巡らすんですねー。

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2007年05月12日

笑の大学 #850

2004年 日本 122分 三谷幸喜映画役所広司

舞台で十分な実績を引っさげた映画化。映画化されるんだから、舞台は部屋の中だけじゃないよねえ、とかキャストは2人だけじゃないよなあ、なんてことを書いていましたが、部屋の中で二人だけでよかったんじゃないの?っていうマイナスのイメージ!確かに浅草の劇場に役所広司が通う部分などは当時の風情も映されてて良かったが、オープニングの説明っぽい映像不要だし、想像する楽しみも減っちゃった。

また、舞台では西村雅彦の謎のキャラクターがよく活かされてたが、同じ役を役所がやるとただ怖いだけの検閲士になってる。笑える台詞もコメディ畑の人が言わないと笑えなくなってるし・・。私の好みの問題かな??

さて。笑の大学(舞台&映画)を見て、なぜ三谷映画が評判が分かれるのかがわかった気がする。そもそも三谷幸喜は舞台作家なのだ。舞台的な楽しみで作られたネタを映画にしちゃうから、舞台のファンは映画に馴染めないのでは??逆に私はこれを見て、舞台面白そうだなあ、と思ったタイプです。

ただ三谷映画ファンとしてこれからもウォッチし続けます。でも舞台も見てみたいなあ、と痛感いたしました。wowowでやってる他の舞台、チェックしよかな。


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2007年03月11日

我等の生涯の最良の年 #788

1946年 アメリカ 170分 アカデミー賞作品賞

我等の生涯の最良の年、つまり戦争から還ってきた年の復員兵3人の生き方を描いたアカデミー賞作品賞受賞映画。ウィリアム・ワイラー監督は監督賞を総なめに。

戦争のシーンはなくっても、戦争のことがよくわかる。車の中で酔いつぶれるところは、なんだかホッとした感じがよく伝わってくるし、いきなり別の職に就いたからといって戦争とは切っても切れない感情が痛々しくもある。中でも義手になってしまった男の悲哀はこれでもかとばかり映されて、異彩を放ってる。アカデミー賞は戦争映画が多いけれど、この映画はその中でもちょっと違った角度からしっかりと作られてて、他のアカデミー賞の戦争映画と一緒に見ておきたい作品だ。



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2007年03月08日

私をスキーに連れてって #785

1987年 日本 ホイチョイ・プロダクション映画

これ、流行しましたねえ。当時の日本映画の転換点となる、とか一時代を築いた作品、とか言っても誉めすぎではないんじゃないかと思うくらいです。ホットな気分になれる映画です。

スキー場って異性が輝いて見える場所ですよねえ。帰ってきて会ったらなんだがっかり、みたいな(笑)でもこの映画の人たちはみんなステキ!原田知代&貴和子姉妹や鳥越マリ、男性人は三上博史に布施博そして死んじゃったけどヒロくん。時代を感じさせますが、みんなあまり変わってないのが良いですね〜原田知代なんて今でもカワイイ!薬師●さん(伏せ字になってない^^;)に比べると永遠の美少女って感じです。

で、本人たちがスキーしてるのも凄くって、ユーミンの歌に乗せてスキーの楽しさを満喫できますし、歌一曲の間に男女が急接近する様子を描くってところが良いです。最後は事件に次ぐ事件。まあ、結末はなんとなく読めるんでドキドキはしませんけど、楽しく見れました。


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2006年09月30日

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ #648

1984年 アメリカ 205分

ロバートデニーロが振り返る自分史で、アメリカの歴史も振り返ってみようって感じの話。50年代のアメリカの雰囲気がよく出てる。街に人が溢れてて、建物とかタイムトラベルして撮影してきたみたい。製作費4000万ドルの半分は昔の街づくりに消えたそうで、セルジオ・レオーネ監督の気合が伝わりますね。

で、話もやんちゃな少年時代、ちょっと暴走して無茶(人を刺すのは無茶とはいわないけど・・)しちゃって逮捕、ムショ帰りの彼を待つのはパワーアップしたかつての仲間。だんだんとやることがスケールアップし、ついに主人公ヌードルズは仲間を密告し無事に済まそうとするのだが、事態は最悪の結果に・・・。

禁酒法時代にそれを利用してお金を稼ぐことを覚えた少年たちが、アメリカの繁栄と共に成長し、やることもスケールアップしていく。変わりゆく時代の流れの中で、変わらない幼馴染への思い。ずっと同じ仲間がいるっていいですね。

アメリカの歴史ものにロバートデニーロは似合うなあ
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2006年07月20日

私は告白する #589

1953年 アメリカ 93分 ヒッチコック監督

I CONFESS。ある日男が神父に告白したのは殺人だった。気になって現場を訪れる神父だが、それが元で容疑をかけられてしまう。懺悔の内容は誰にも言うことができない。犯人を知っていながら、何も出来ず疑われるというサスペンス。

神父が戦争に出向している間に恋人だった幼馴染が結婚してて、二人が再会したその点に殺人があった。偶然が重なり、神父が追い詰められていくサマはまさしくヒッチコック。犯人役がだんだん開き直って神父を脅すところから、ラストの大暴走までぶっ飛ばした展開もよかったです。

地上(ここ)より永遠に#549のモンゴメリー・クリフト、イヴの総て#550のアン・バクスターが主演。最近2つとも観たばっかりの私にはボーナストラック!!

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2006年05月04日

007/私を愛したスパイ #531

1977年 イギリス 125分 007シリーズ

これ、面白かった!ストーリーがよく練られててキャラも最高。ヒットするわけですねー。エジプト・カイロロケで世界を回りつつロジャームーアのジェームスボンドが確立された1作になったのでは。

まずタイトルである私を愛したスパイ、というのは今回のボンドガールであるKGBのトリプルXがボンドを愛する、という意味にも取れるが、トリプルXがかつて愛した恋人のこととも取れる。なんとその彼をボンドが殺してしまったという曰くつきで、このシーンがしっかりオープニングに収録。オープニングは本編と関係ないことも多いが、今回は伏線としてしっかり利用されている。で、恋人を殺されたことが判明し、ボンドとボンドガールの仲も一筋縄ではいかなくなる。ここが今までとの違い。数秒で口説かれることなく、手を組んでミッションを行うことから2人の関係が微妙に行きつ戻りつする。ボンドガールの気の強そうな顔もグー。のちのリンゴ・スター夫人ですね。

そして最強の敵、とも言える暗殺者ジョーズ!往年のプロレスラー・アンドレを思わせる大巨人で上下の前歯には強力な銀歯が装着。鎖をも噛み切ってしまうそのパワーで頚動脈を掻き切って相手を殺す。実は二人組だったのだが、一人はすぐにやられうんだけど、こいつは何度も何度も最後まで戦闘シーンが満載。ラストも生存の可能性を残して終わるので、後の作品で復活も示唆してる。(ムーンレイカーに登場)。この映画むかーしもう10年以上前に見たことがあるけどこの人のインパクトだけは覚えてた。

地上の都市を核爆弾で破壊して海底都市を作ろうというボス・海運王ストロンバーグの計画を阻止すべく、ボンドとKGBが手を組む。結末はいかに・・、ま、予想通りですが。

さて、Qの秘密兵器基地が登場。ボンドが使うグッズにはなりそうにも無いような毎回趣向を凝らしたグッズが開発だったりする。コーヒーカップを載せた盆が首を切断するトンデモ系の武器とか。絶対笑わせようとして作ってるとしか思えない(笑)


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2006年04月09日

わが青春に悔なし #513

1946年 日本 110分

京大滝川事件、スパイ・ゾルゲ事件をモデルにしているが、事件とは別の視点から作られている。まずはリンクから。

wikipedia
京大滝川事件
リヒャルト・ゾルゲ
尾崎秀実

で、映画の設定はフィクションで、滝川事件の滝川教授の美しい娘を巡って2人の男が求愛する。一人は無難に平穏な人生を送れそうだが、もう一人はギラギラした波乱を味わえそう、と、後者の方に惹かれていく。お嬢様育ちであるヒロインは今の自分は生きていない、生きるとは?と自問していくわけである。

ところが、選んだ男がスパイ容疑で逮捕、獄中で急死してしまう。男の生家では村中からスパイのバッシングを浴び、家に篭って外出もままならない暮らしを強いられていた。ヒロインはその家での暮らしを決意する。

原節子マンセー!な映像、表情の変化をアップで追ったり、2つの事件を絡めつつもあくまでも主役はこのヒロインであることを感じさせる。タイトルも彼女の青春を表しているのだろう。黒澤映画で女性が主人公なのも珍しい。

戦争を挟んだ激動の時代にどう生きるかを、学生運動に参加せずに出世の道を選んだ男と、誤解を恐れずに険しい道を選んだ男、そしてその男についていく女の3人を通して提示しているかのようだ。そして「七人の侍」でも見られるような農民の強さも表しているようです。

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2005年06月23日

ワイルド・フラワーズ #369

2004年 日本 129分

2004年は「いかレスラー」「お父さんのバックドロップ」などプロレス映画が続々封切られたが、この映画もその一つ、女子プロレスを舞台にしている。ジャンル分けしたらB級映画。そもそもプロレス自体が最近はまたB級、女子プロレス界は特に落ち込んでる。でもこの映画は面白い!私がプロレスファンなのである程度下駄を履かせてるのもあるけど、それを抜きにしても見ごたえ十分の感動作なのです。

研修医の伸一(岡田義徳)の部屋に突然現れたマスクマン、ペイントを含むいかにもな人たち。彼の別れた母親が死に、女子プロ団体「ガリンペイロ」の社長を継ぐよう遺言を伝えるべく現れた女子レスラーたちだった。「プロレスって八百長でしょ?どうしてそんなに頑張るの?」プロレスの社長なんてやる気の無い伸一は冷めた目で見ているが、新人レスラー桐島(鈴木美妃)らの真剣な眼差しに惹かれていく。桐島とヤンキー上がりの中島(石川美津穂)の活躍でだんだんと団体の人気も回復してくるが、資金繰りがうまくいかず、団体運営は暗礁に乗り上げる・・・。

ビューティーペアやクラッシュギャルズの頃に比べて団体数こそ多かれど、その運営は大変で、業界最古の全女もこの4月に団体の幕を下ろした昨今、女子プロレスの舞台裏を映し出すところはリアリティを感じる。例えばまばらだった会場にだんだんと観客が集まっていき、最後の興行を迎えるシーン。ちょっと前のスポ根作品だといきなり大会場に大観衆ってところなんだろうけど、ここで使ってるのはバトルスフィア東京、インディーの聖地とも言われる小さな倉庫のような会場である。まだ興行を続けたいガリンペイロの桐島&中島組はセメントを仕掛け(隠語で真剣勝負を挑むこと)、相手のJリング代表タッグを失神させる。慌てる関係者を横目にマイクアピールで次につなげる、まさに首の皮一枚の団体存続に懸けた決死の手段だ。これに激怒した敵役と最後の大勝負はまさに手に汗を握る。

実際の女子プロ団体JDスターの協力により所属選手が大挙出演。女優がレスラーに転身したアクトレスの面々も出てるのでビジュアル的には問題ない。敵役のキューティー鈴木の戦う姿も久々に見ることができたし、ジャガー横田もゲスト出演。石川美津穂や東城えみらに混じって、鈴木美妃さん2ヶ月のトレーニングでまるで本物のレスラーのような動きを見せてた。東城えみは脊椎損傷から奇跡の復活を遂げてたけど、最近こっそり引退したみたいで、ちょっと残念。


ワイルド・フラワーズ


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