2012年06月13日

ヤバい経済学 #1581

2010年 アメリカ 

せっかくカテゴリ作ったのに、その後あまり映画を作らなかったんで記事数が増えなかったモーガン・スパーロック監督作品。と言っても5人くらいで監督してる。今作は、原作も大ヒットしてて私も読んだんで、監督のことはさておき(笑)、内容について少々。

今となっては相撲界の疑惑も、暴くところは全部暴いちゃった感じだけど、この本もそのきっかけの一つになったに違いない。さすがに日本人がこの映画見たら、報道されていることばかりで、あたらしい事実は無いけれど、逆に言えば、外国人が調べたことがほぼすべてだったという!

あとはインセンティブを与えたら学校の成績は上がるのか、とか名前に意味はあるかとか、なかなか興味深い実験を映してる。本だとこういう研究をして結果はこうだったで終わっちゃうけど、実際研究に参加した人の映像とかあると、リアリティも増す。

原作が小説でもドキュメンタリーでもないだけに、映画化して面白いのかな、と思ったけど、結構ありですね。

posted by 映画のせかいマスター at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月22日

30デイズ 第2シリーズ第1話 #981

スパーロック監督が被験者の刑務所で30日間。

刑務所。できれば一生縁が無いままにして欲しい。近所にお世話になりそうな人が居てもこえーから、刑務所で預かってて欲しい。最近世間はなんだか厳しくって悪いことしたら刑務所行くのが当たり前〜とかいう風習がまかりとおってて、そこで何が行われているかまでは、あまりつっこんで映されてるのを見たことが無い。

今回の30デイズで問題提起してるのは、刑務所の収容メンツがほとんどリピーターであること。無茶苦茶厳しい生活からやっとこ抜け出したにもかかわらず、わずか数ヶ月でまた戻ってきちゃう。果たして刑務所はなんのためにあるのか?ってこと。厄介者を預かるビジネスか、社会復帰のための施設か。

格差社会の中、「臭いものに蓋」的なことが多いけど、刑務所もその一つ。見沢知廉氏も著書の中で刑務所の酷さに触れてるけど、もっと声を大にして叫ばなければ、改革は後回しになるんだろうなあ。かく言う私もこれを見るまで冒頭のような思いしかなかったわけで。いろいろやること多いと、全部は出来ないんで手付かずの部分も出てきちゃう。刑務所はその際たるものかな。

モーガン・スパーロック監督
posted by 映画のせかいマスター at 07:18| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

30デイズ 第2シリーズ第6話 #940

第2シリーズ最終回はニューエイジ体験を30日間。第1シリーズで言えばアンチエイジングのような体験かと思ったが、きれいにまとまってた。ニューエイジというとわかりにくいけど、wikipediaによれば、チャネリング/リーディング、瞑想法、前世療法・催眠療法等の心理療法、ヨガや呼吸法・さまざまな整体術等の身体技法、ホーリスティック医療、心霊治療、アロマテラピー、オーラソーマ、パワーストーン、輪廻転生信仰、さまざまな波動系グッズなどが挙げられる。

問題はそのうちの少なからぬものは、一般に「オカルト」と呼ばれる領域に属することで、科学的な裏付けに乏しいことなのであろうが、今回は忙しい現代人がゆっくりと自分の時間を持つことが出来、恋人ともお互いを見つめなおす良い時間となったようだ。私もどちらかと言うと科学的なものしか信じない方だけど、のめり込まねばよい体験だと思ってる。信じ込んでしまったら、その先にあるものがまだ見えてないのでやや不安。でも休日にゆっくりと一人で静かに過ごす時間って絶対現代人に必要ですよね!

posted by 映画のせかいマスター at 06:18| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月04日

30デイズ 第2シリーズ第5話  #935

無神論者が敬虔なキリスト教徒の家で過ごす30日間。前回の中絶もそうだけど、近代になって改めて生じた問題(というか考え方の違い)だろう。私は今回もまた特に自分の意見を持ってなく、最初はあまり無神論者で「個」に入り込むのもどうかなあ、という平凡な感想程度でした。

でも今回の台風や地震などで被害に遭ったりすると、なぜ自分だけが・・という気持ちになるだろうし、心のよりどころ、落ち着けどころを神に求めてしまうんじゃないかと思う。無神論者はその分強くないといけないし、物の豊富な現代に敢えて強く生きようとするというのは、これまでの共同体的な社会に対するアンチテーゼなんじゃないかと思う。

アメリカではあまり市民権が得られていないそうなのだが、そこまでしてでも、新たな価値観を身につけたい、今までの体質から脱却したいという表れではなかろうか。時代の変化に敏感な先駆的な人びとなのかもしれない。

どっちつかずの私にはある種憧れる反面、このままずっと行けるのだろうか?「死」に直面した時、現実を受け入れられる強さをも持っているのだろうか、、などと考えた。
posted by 映画のせかいマスター at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月24日

30デイズ 第2シリーズ第4話 #923

自身も中絶の経験がある人工中絶賛成の女性が、中絶反対の教会で30日を過ごす第4話。
今回は受け入れ側も体験者も両方大人って感じで、お互いをよく知り合おうという姿勢があってよかったです。イケイケ風に見えた女性もちゃんと理路整然とした自分の意見を持っていて、それ以外の意見もしっかり受け付ける、でも自分は変えない、という部分があって素敵でした。

ただ、中絶に関しては、一概にどうこう言える話でもない。とーぜん、日本でもいろんな問題が持ち上がってる。高校生が学校のトイレで新生児を産んでそのまま死なせちゃった事件もあった。確かに「レイプされた」とかの事件はマスコミにも取り上げられるけど、その後どうなったということはあまり聞かない。最近のSPA!では、中絶する側の事情にスポットを当てた特集があったし、避けては通れない話だろう。一昔前なら、神に授かった大事な命、ということで誰も異論は無かったと思うが・・・。

この話では私は確固たる自分の意見が無いので、あまり書かないが、TVを見て思ったのは、問題のある一部分だけを強調して主張しても核心には迫りにくい(こともある)ってこと。お互いの立場や考え方を思いやりつつ話し合うということ。

30デイズ、勉強になるなあ!
posted by 映画のせかいマスター at 06:52| Comment(1) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月20日

30デイズ 第2シリーズ第3話 #919

前回、先進国と途上国の関係を書いたけど、途上国の中で一歩突き抜けた国たちBRICSとか、との関係ではまた新たな一面が垣間見える。

企業が人件費を抑えるために、事務員などの労働力を海外に求めて、その分いらなくなった人員をリストラする、って話、日本でも耳にする。今回はリストラされた男性が、インドに行ってアメリカから業務委託された仕事を請け負うっていう非常に面白い設定。実際には業務委託されたそのまんまの仕事には就けなかったんで電話アポの仕事から入る。アメリカでは電話アポイントは低賃金の仕事だが、インドでは高収入を得られる。

仕事はそれなりにこなしていくが、生活環境の変化にはやっぱり食傷気味。仕事が無くてもアメリカがいいやと帰ってくるが、そこにはちゃんと海外の人たちの仕事も考えることができる男性になっているって訳である。

先進国が豊かになっていったその先は、豊かさを維持するために、何かを犠牲にしなくてはならない社会があった。企業は業績を維持するために、他に国に労働力を求める。グローバル化といえば聞こえはいいが、自分の国の人々の労働力を使わない方が業績が上がるというのも皮肉な話だ。

2つの話を見ていると、なにが良くって何が悪いのかわからなくなってきた。私が働いているのは今のところ国際化とはあまり関係ないのだが、そのうちこういう話になってくるのかもしれない。そのとき、今回の主人公が最後につぶやいた「前向きであれば何の障害も無い」っていう言葉を身に沁みようと思う。

posted by 映画のせかいマスター at 06:21| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

30デイズ 第2シリーズ第2話 #918

このシリーズ、どうしても熱く語ってしまいます。今回は先進国と途上国の話です。アメリカは南で陸続きの国境があるんで、年間100万人近い不法入国があるらしい。法は守るべきだと、ボランティアで国境警備員をする男が、メキシコから不法移民し、ロスの狭いアパートで暮らす家族と同居する30日間です。

日本にもこの問題ありますね。不法じゃなくっても外国人研修制度なんかも問題になってます。危ない仕事は外国人に安い賃金でやらせちゃえ、ってこともあるみたい。日本の税収をなんとかするには外国人からも税金を取るべき、とかもあります。

みんな地球人、仲良くやろうよ、って考えは昔からありますが、自分の縄張りや既成の権利は誰だって主張したいもの。それじゃあ国の間の格差を埋めようにも、いつの間にか先進国が途上国をがんじがらめにしてしまってるというのもまた事実だ。貧しい国で働いていても先進国にこき使われるだけだ、という憤慨は確かだが、実はこの次の話はそういう概念をやや変えるものだった。ということで続きます。

posted by 映画のせかいマスター at 06:19| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年07月08日

30デイズ 第1シリーズ第4話 #906

4話目は同性愛を考える。ゲイの町にノンケの青年が30日間過ごす。またまた強烈な設定なんだけど、今回ばかりは体験者よりもゲイの人たちに同情してしまった。できれば仲間以外の人には入ってきて欲しくなかったんじゃないだろうか?青年がゲイの人を訝しく思うのと同じように、ゲイの人たちも青年を思ってたのでは?

最後は青年が今まで視野の狭い生き方をしていたことに気付き、心を開くというハッピーエンド(ゲイになるわけではない)だったが、いろんな人がいて、いろんな人の価値観を認めて生きるって難しいと思った。ゲイといっても極端な格好をしてる人とか少なくて、普段は普通の人ばかり。害を加えるわけでもないし、至って真面目に生きている。誰にも迷惑はかけてないはず・・でも私だったら・・・30日間生きていけるだろうか??と言えども、知らない振りを続けるのも・・・。

自分たちだけの価値観で世界を創っているという点ではゲイというのは、他の趣味趣向よりもかなり先を行っているのは間違いない。
posted by 映画のせかいマスター at 18:45| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月25日

30デイズ 第1シリーズ第6話 #893

大学に入った娘が毎日のように飲んで騒いで・・。見かねた母親が娘と同じように30日間飲んでみるっていう話。大学生の頃って、飲めちゃうし、次の日もつらくないんですよねー。今思えば若いっていいなあ。怠惰な生活ではあるけれど、一時的なお祭りだけだったらいいかもしんない。でも、本当に問題になっているのは世界中にいるアルコール中毒の人たち。医療費で言えばかなりの額、覚醒剤とかと変わらないのでは?急性中毒で急死する人も毎年何人もいるし、その何割かは大学生だというから、やっぱりちゃんとやんなくちゃ。かと言って禁酒法なんてのももう無理だけど、それなりに真面目に考えなければいけないのに放置されているテーマなのかもしれない。

で、今回の主人公の母子、両方とも美人!かなり。これ、人気出たに違いない。母親の方はそれまでかなりヘルシーな食生活で、ジョギングなど健康に気を遣った規則正しい生活。でも酒はほとんど飲んでなかったこともあってかなり弱い。初日から酷い二日酔いに悩まされる。これまた大変な人を選んだなーと思うのだけど、だんだん慣れてきてしっかりとしたドリンカーになっちゃう。

もう一つ、親子の問題も裏テーマである。ちゃんと話し合えるか、とか、母親はそこまでしないと伝わらなかったのか、とか家族間のコミュニケーションやジェネレーションギャップ、他人事ではないかも。

posted by 映画のせかいマスター at 06:52| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月21日

30デイズ 第1シリーズ第3話 #889

キリスト教徒がイスラム教で30日間って、旬な話題過ぎてかえって心配。でも今までで一番きれいな終わり方でした。確かに9.11以来イスラム教に対し過剰な恐怖感がありますね。フライトプラン #777にもアラブ人が犯人と間違えられていい迷惑っていう部分もあった。アメリカに住んでいるイスラム教徒は大変だろうなあ。しかも本編とは関係ないけど、9.11テロは捏造説まであるし・・。今一番アメリカで不遇な扱いであろうイスラム教、実際には淡々と暮らしてるようにも見えたけど、30日間一緒に暮らして思うところはたくさんあったんだろうなあ。はあ、それにしても早く戦争がなくなりますように。
posted by 映画のせかいマスター at 06:57| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月18日

30デイズ 第1シリーズ第2話 #886

モーガン・スパーロック監督ではなく、一般視聴者がチャレンジした30デイズ2話めは、アンチエイジング療法に挑戦!です。日本ではあまりピンと来ないのと、それまでよりもテーマが絞られているんで、社会への問いかけって言う点ではやや落ちる。本当にアンチエイジング療法がおかしければ、同じような実験者を100人とか1000人とかやらないとダメでしょう。でも誰もやってないこと話題にされてないことなんで、やる価値はあるだろう。

それはそうと、出演者としてのモーガン・スパーロック監督のよさがかえって引き立ちました。今回の出演者は本当に体を壊しちゃうんで、ギブアップは仕方が無いことなのだけど、途中で家族と喧嘩になったり、術者ともめたり、スパーロックの常に冷静で世間を皮肉るような姿勢がいかに凄いかわかった。淡々とやれちゃうっていいですね。
posted by 映画のせかいマスター at 06:45| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月15日

30デイズ 第1シリーズ第1話 #883

映画のレビューだけを書くつもりで始めたんだけど、だんだん映画以外の記事も増えてきた。今回は『スーパーサイズ・ミー』のモーガン・スパーロック監督のドキュメンタリーTVシリーズ「30デイズ」を紹介する。第1シーズンは全6話。すべて記事になるかどうかわかんないけど、通し番号は引き続き打っときます。

第1話は「最低賃金で30日間」格差社会と言われて久しいが、実際のところ最低賃金の生活ってどうなのか、というのをスパーロック監督と婚約者が30日間体験する。家賃でまずお金が飛んでいき、慣れない仕事やストレスもあって病気や怪我、どんどん減っていく。アメリカは日本みたいに皆保険じゃないから、医療費は高い。いくらボッタクリだと叫んでも仕方が無いかも。

で、ギリギリの生活の中で、仲間が出来たり、モノやヒト、お金の大切さを改めて実感する、っていう結末なんだけど、この話、非常に興味深い。なぜなら、今まで最低賃金で生きる人たちの声はちゃんと届いていないから。偉い人や格差の高い位置の人の声はいろんなところで紹介されるし、お金を払っても耳を傾けたいという人までいるけれど、逆は大声で路上で叫ぼうと、ちゃんと順序を踏んで要求しようと、ほとんど無視である。普段はいけないいけないと思ってもやっぱ人間いざとなったら自分の保身に走るんだろう。私もきっと自分のことしか考えられてない。

不思議なのはみんなどうやって暮らしてるんだろうってこと。最低賃金の人もいれば一発大当たりして大金を掴む人もいる。住宅ローンは何千万も借りてたりする人もいれば、自転車操業で自己破産する人もいる。お金が無いときどうやって凌いでるのか、病気の時は?

自分のこともいろいろ反省したし、社会のこともちょっと考えた。でもこの現状を変えるには・・一体どうしたら・・???
posted by 映画のせかいマスター at 14:57| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月16日

スーパーサイズ・ミー #517

2004年 アメリカ 98分

華氏911 #30 のマイケルムーア監督を髣髴させるドキュメンタリー。インタビューやマンガを駆使して訴えかけるが、なんと言ってもスパーロック監督本人が実験台となってマクドナルドメニューを食べ続けるのはド迫力。背景には2002年に肥満症の若い女性2人が起こした訴訟で肥満とファーストフードの関係を立証できなかったことがあげられる。チキンナゲットは鶏のどの部分か未だわからない、とか、成分表が店のどこにも見当たらないとか、なるほどと頷けることから、早いうちにファーストフードを覚えさせてはいけないのに子ども向けの施設やCMはおかしいなどの(ま、こっちも確かにその通りではあるのだけれど)豪快なツッコミまであらゆる部分から糾弾する。

ファーストフードはよくないことはわかっているが、なかなか抜け出せないのも事実でそれはマクドナルドの業績UPが物語っているわけだが、一石を投じるには十分な映画。もっとギャグかと思っていたけど、意外と真剣。大手企業を相手取ってるから、結構な覚悟が必要だったでしょう。マック擁護の意見もあるみたいだが、その勇気と思いには打たれた。

posted by 映画のせかいマスター at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | モーガン・スパーロック監督 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする