2018年12月20日

男はつらいよ 奮闘篇(男はつらいよ7)#2626

1971年 日本 92分 二回目鑑賞

http://eiganosekai.seesaa.net/article/6807004.html

7作目。とらやに寅次郎の母親ミヤコ蝶々がやってくる。でっかい車に乗って帝国ホテルに泊まってるとか大きなこと言っているが、おいちゃんはすぐに見栄を張っているとわかってる。さくらにあっても寅の嫁と勘違いするくらいなんで、ほとんど親戚関係ないままってのがわかるし、複雑な親子関係がすぐにわかる。ミヤコ蝶々すげーぴったりの役なんだけど、たしかにこういう人、多くいたように思う。今も年配者にたまに見かける。このあと、寅とも対面するけどうまくいくはずがなく物別れ。このあともあまり出てくる機会はないが、おいちゃんたちとの温かい人間関係の裏で自身の母親とはいうまくいかないっていうもの悲しさ。

ヒロインは榊原るみ。知的障害者の役だ。寅もちょっと足りないし足りないの同士がくっついたらダメだとおいちゃんに言わせてるように、今だとクレームが付きそうな話だ。でも実際現実的な問題なので、ちゃんと正面から向き合ってて良いんじゃないかと思うけど。寅さんは少女が自分の子供のように気になって、ある意味いいカップルだと思うのだけれど、なかなかうまくいかないもので、熱血教師の田中邦衛に青森に引き戻されてしまう。

ラストは珍しくさくらが青森に寅を追いかけて、バスの中での再会。弱気な手紙を書いた寅が自殺してるんじゃないかという前振りのあと、バスの窓から見えるなにやら水難事故っぽい風景、からの〜バス停でおばあちゃんたちと盛り上がってる寅さん登場!は笑えた。

初代マドンナ光本幸子、しっかり子供を連れての再登場。過去の登場人物もうまく使ってます。
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妻よ薔薇のように 家族はつらいよV #2625

2018年 日本 128分 山田洋次監督 /脚本

ほぼ同じキャストで送る家族はつらいよシリーズ第3弾。今回はおじいちゃん夫婦ではなく長男の西村まさ彦と夏川結衣夫妻に危機が!

家族会議のシーンではやっぱり年長者がリードするんだよね。もう年寄りなんだけど。でもわかる!結局そ〜なるしかないの。いつまでも親は親だ。橋爪功さん、今回もゆるい感じが良い。吉行和子はどんどん我が道を行く感じで同じ墓に入りたくないとか言ってる(笑)設定では亡くなった弟の小説が売れて印税がばこばこ入ってるらしい(笑)
で、会議のシーンで笑えるのが林家正蔵!さすが落語家真正コメディアン。脚本通りなのかアドリブなのかわからないけど、キャラをすっかり身につけててどーでもいいとこ掘り下げたりして笑える。
まとも路線の妻夫木と蒼井優夫妻にもラストで赤ちゃんが。。

長男は父親に似てぶっきらぼうで、ってのを家族みんながわかってて、悪い方へ悪い方へ連想しつつフォロー(余計なお世話ww)して進んでいく。話の展開としてはこれだけなんだけど、これを2時間あっという間に見せるんだから凄い。行けるとこまで続けてほしい!
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2018年12月19日

陰の季節シリーズ 精算(横山秀夫ドラマ)#2624

2004年 TBS

シリーズ7作目、最終話にあたる。人事異動の季節になり、二渡のもとには毎日タレコミやお願いの連絡が入る。その中で署内の不倫情報が浮かび、相手は二渡とかつて恋人関係だった南野陽子だった。序盤はずっとその疑惑がどんどん深まっていくという構成で、やや退屈なんだけど、後半二転三転していくところは見事。で、その転機になるのが伊東四朗の保育園での帆掛け船の折り紙という話。

タイトルの精算が、別の殺人の動機にもなっててひっかけられる。でも本当の精算は南野陽子の心の中なわけで、ちょっとした自分の欲で関係ない人を巻き沿いにした挙げ句、たまたま最悪の結果になってしまって、ずるずるいってしまう。

そこそこおもろかった
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2018年12月17日

阿修羅のごとく(向田邦子ドラマ1979)#2623

1979年 NHK 全3話

 ホールで観客入れて放映してその後、脚本家の山本むつみと爆笑問題の太田光が対談する形式で2018年12月にBSで放送された。最初は古いドラマでセリフが学芸会並だなーとか思っていたんだけど、その後の対談を聞きていると、会話の中にも男女の考え方の違いとか、たしかに深い。

 4姉妹のそれぞれの恋模様、長女加藤治子は夫に死なれて妻子ある男性と不倫中、次女八千草薫は一見いい夫婦に見えて夫緒形拳に浮気されている。三女いしだあゆみは堅物の図書館の司書で、父親の浮気調査をしていた探偵の宇崎竜童と恋に落ちる。四女風吹ジュンはボクサーと恋愛中。4人が一同に集まるとおしゃべりがとどまることを知らない。あちこち飛ぶ話の中に緒形拳が途中話をまとめようと入ってきたりして、一見いい男風なんだけど自分もちゃっかり浮気しているっていう。

 で、父親の佐分利信が70にもなって40くらいの奥さんと子供の面倒を見ている。最後にその奥さんには結婚相手が見つかって、戻ってくるべき家には母親が浮気相手の家の前で倒れて亡くなってしまい、一人ぼっちになる。最初のうちはなにかの誤解じゃないかと思ってたけど、セリフも殆ど無いし、父親の弁明みたいなシーンもなく唐突に孤独になっていく。

 男のずるさとその報いを本人の弁もなく見せていくとこがこのドラマの怖いとこだと思った。また妹のボーイフレンドのかたを持ったり、父のこともなかったことにしようとする緒形拳や、最後に虞美人草からの引用で喜劇ばかりだとつぶやく宇崎竜童もドラマの中にいい刺激を与えている。

和田勉が現地で探してきたというトルコ音楽も強烈だった。

 続編もあるみたいなので放送してほしいなあ。
posted by 映画のせかいマスター at 14:01| Comment(0) | 連続ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月14日

黄昏流星群(ドラマ2018)#2622

全10回

弘兼憲史の原作は全巻読んでる。細かい内容まで覚えてないけど、短編集なので2,3のをくっつけてドラマ用にアレンジしてると思う。その分原作の良さは消えちゃって、普通のドラマになっている。「流星」のSFチックなとこはほぼない。あるのは現実だけ、登場人物はみんなそこら編にいる社会人。中川家礼二がやってたような平均した現代日本人。少し違うのは、中山美穂と佐々木蔵之介の夫婦がそれぞれパートナーを見つけて別々の道を行くことを、お互いが容認してるとこ。不倫だ不倫だとさんざんワイドショーを騒がせているけど、実際はこういう時代になったってことかな。今までだったら、夫婦優先だったろうに、一歩先ゆくドラマの中では普通に新しい人生を選択する。
最初から黒木瞳よりの視線で描かれて、不倫相手と言うより恋愛相手みたいな感じで、ドロドロなところはほとんどない。実際やってることはドロドロなのにね。時代の変わり目なのかな??

追記
原作は第1巻の設定、ほぼ同じだけど、中山美穂の色恋話はドラマで出てきた。
posted by 映画のせかいマスター at 08:58| Comment(0) | 連続ドラマ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

ボヘミアン・ラプソディ #2621

2018年 イギリス・アメリカ 134分 
劇場で見た映画
 伝説のロックバンド「クイーン」の、特に1991年にAIDSで45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを中心に描いた映画。フレディがのちのクイーンとなるメンバーと出会うところから始まり、最初の5分はガールフレンドのメアリーと出会う程度であっという間にクイーン結成、学園祭を周り、唯一の財産だった車を売ってレコーディングして、その風景がレコード会社の目に止まり、映画の中ではあっという間に世界的なスターになっていく。プロデューサーに反抗して自分たちの音楽を貫こうとしたり、当時ラジオで3分くらいの曲しかかけないと言われていた中でボヘミアン・ラプソディは6分の大作を作ったり、非常識な?生き方を貫いてスターダムは続いていく。

しかしフレディがソロデビュー計画を持ちかけられたり、それに乗ったはいいけど、一人で音楽がかけなくて一日中制作して、パーティー三昧だったり、それと並行してゲイのエピソードあったりで、激動の時代になっていく。

最後はライブエイドの演奏をじっくり聞かせる。エンドロールの実際の本人たちの演奏も含めてトリハダだった。時代を超えて伝わってくる音楽だった。
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2018年12月07日

男はつらいよ純情編 #2620

1971年 日本 90分

2回め鑑賞
1回め http://eiganosekai.seesaa.net/article/6761126.html

1回目のが我ながらよく書けてるwので書く必要ないかと思ったが、先日柴又を訪れてまた見たくなったのでBSでやってるのを見た。6作目の寅さんだ。この作品はいろいろ充実してて名作の一つだと思う。

序盤の森繁久彌と宮本信子親子とのふれあいからふるさとは遠きに有りて思うものの伏線。ラストの電車での別れの際、閉まるドアの中で寅さんはふるさとはなんと言ったのでしょうね?
帰るところがあるからいけないという言葉に感動しつつも、ついつい帰ってしまう。するとそこには小説家の旦那から逃げてきた若尾文子が下宿中。そこから寅の恋が始まるんだけども、、、

さくら視点からは、すぐに街の噂になってしまう兄を嘆きつつ、博の独立問題では兄に相談したのが悪いと諦めながらも、ラストのお別れでは自分のマフラーをかけてあげる。寅さんはさくらがいなかったら、社会に適合できてないように描かれてて、初期の頃のは特にハチャメチャなことしてたりする。


前回書いてなかったトピックス
・佐藤蛾次郎まだひげがない
・藤圭子の夢は夜ひらくを口ずさむ寅
・江戸川川下りしながら小舟で歌いながら飲み会!
・柴又駅昔はほとんど野っ原
posted by 映画のせかいマスター at 17:02| Comment(0) | 男はつらいよ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月04日

ワン・フロム・ザ・ハート #2619

1982年 アメリカ 107分

フランシス・フォード・コッポラ監督が、自身のスタジオで全て撮影した映画。どんだけ広いの持ってんねん!って思ったらこの映画がコケてスタジオは売却することになったらしい。が、武勇伝やなー!

本編はミュージカル風に長い同棲時代をへてそれぞれのパートナーを見つけるカップルの物語。なんかわがままなだけみたいな感じもするし、そういうところでウケなかったのかもしれないけど、まあ面白くないってこともなく、それなり。
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遥かなる山の呼び声(NHKドラマ2018)#2618

2018年 NHKBS 

1980年の同タイトルの映画のリメイク。家族、故郷に続く民子三部作なのだが、幸せの黄色いハンカチに似た出演者でどっちかというとそっちを連想する。高倉健倍賞千恵子武田鉄矢っていう役どころを阿部寛、常盤貴子、筧利夫でカバー。
映画ほどは重厚ではないけれど、北海道のいい雰囲気が出てる〜映画では吉岡秀隆がやってた子役がいいポイントなんだよねー
黄色いハンカチは手渡さなかったけど、裁判所で独り言で伝えるラストもよかった。
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2018年12月01日

去年の冬、きみと別れ #2617

2018年 日本 118分

 序章、1章、2章と進んでいき、もう一回別の視点から序章〜と見直される非常にうまい構成。中村文則の原作は読んでないけど、叙述トリック的な感じだとすごい小説だろうなあ。
前半では北村一輝と浅見れいなが繋がってるとこで、まず驚くんだけど、謎解き後半でそれは必然であることがわかる。過去の事件と絡めて、凶悪犯風の斎藤工がただの使われる役だということに気づくとき、物語の全容が見えてくる。主人公ルポ記者の岩田剛典の狂気が読めない展開がよかった
posted by 映画のせかいマスター at 08:52| Comment(0) | か行の映画(33)+ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする